不動産売却の相場とは?査定価格との違いをわかりやすく解説。

相場とは「実際に売れる価格の目安」

結論から言うと、不動産売却の相場とは市場で実際に売れる価格の目安です。

理由は、不動産には定価がなく、同じ家でも条件によって価格が変わるからです。

例えば

  • 築10年の家 → 3,000万円
  • 築20年の家 → 2,300万円
  • 駅徒歩5分 → 3,200万円

このように、条件によって売却価格は大きく変わります。

つまり、相場を知ることで

自分の家がどのくらいの価格帯にあるのか分かる

ということです。

不動産を売ろうと考えたとき、一番気になるのは「自分の家が一体いくらで売れるのか?」ということですよね。

「いきなり不動産屋に行くのは、無理やり契約させられそうで怖い……」

「まずは自分一人で、こっそり目安を知りたい」

そう思うのは当然のことです。

実は、不動産売却の相場は、プロに頼まなくてもある程度までは自分で調べることができます。

この記事でわかること

  • 不動産価格の正しい相場の仕組み
  • 初心者でもできる相場の調べ方
  • 相場を調べる際の注意点

この記事では、不動産アドバイザーの視点から、初心者の方でも失敗しない「相場の調べ方のコツ」を分かりやすくお伝えします。

「売却について整理したい」方は家を売るか迷ったときに整理すること(Step1)の記事から読んでみてください。

不動産売却の相場を自分で調べるべき3つの理由

そもそも、なぜ自分で調べる必要があるのでしょうか?

それは、あなたが損をしないためです。

理由その1

適切な売り出し価格を判断するため

相場より高すぎると売れ残り、安すぎると損をします。

「ちょうど良い価格」を見極めるには、事前のリサーチが不可欠です。

理由その2

不動産会社の「言いなり」にならないため

不動産会社の中には、契約を取りたいがためにわざと高い査定額(家が売れると予想される金額)を提示する会社もあります。

自分で相場を知っていれば、その金額が妥当かどうかを冷静に判断できます。

理由その3

資金計画を立てやすくするため

家が売れたお金でローンを返したり、新しい家の頭金にしたりする場合、正確な相場が分からないと計画が立てられません。

不動産価格の仕組み

査定価格との違い

相場と査定価格はよく混同されますが、意味が違います。

イメージはこの通りです。

  • 相場 → 参考価格、条件が全く同じことは稀のため、正確ではない。
  • 査定 → 実際の売却予測だが、売れる価格ではない

そのため、状況に応じて柔軟な対応が必要となります。

希望の売却価格に近付けるにはプロにうまく協力してもらうことがゴールへの近道となります。

不動産会社の選び方について知りたい方は下記 の記事も読んでみてください。

【プロ推奨】不動産売却の相場がわかる5つの調べ方

インターネットを使えば、自宅にいながら相場を調べられます。

中立的な立場で順に紹介します。

1. レインズ・マーケット・インフォメーション

これは、全国の不動産指定流通機構(不動産会社が物件情報を共有する組織)が運営しているサイトです。

  • 特徴: 実際に「いくらで売れたか」という成約価格(売買が成立した実際の金額)が見られます。
  • メリット: プロが使うデータと同じ出所なので、信頼性が非常に高いです。

2. 不動産情報ライブラリ

国土交通省が運営しているサイトで、実際に取引した人へのアンケート結果などを基にしています。

  • 特徴: 過去の取引価格(売買された値段)を地図上から探せます。
  • メリット: 国が提供しているデータなので、客観的な相場が分かります。

3. 不動産ポータルサイト(SUUMOやHOME’Sなど)

  • 特徴: 今、現在進行形で売りに出されている物件の価格が見られます。
  • メリット: あなたの家のライバルとなる物件が「いくらで売り出しているか」が分かります。ただし、これはあくまで「希望価格」であり、実際にその値段で売れるとは限らない点に注意しましょう。

4. AI査定サイト

  • 特徴: 住所や築年数を入れるだけで、AI(人工知能)が瞬時に価格を算出します。
  • メリット: 匿名で利用できるものが多く、営業電話がかかってくる心配がありません。

5. 一括査定サイト

  • 特徴: 複数の不動産会社にまとめて査定を依頼できるサービスです。
  • メリット: 机上査定(データに基づいた概算)は、訪問なしで複数のプロの視点による価格が手に入ります。訪問査定では実際の建物を確認し、より正確に「市場価格(実際に売れる見込みの金額)」が確認できます。どちらも無料で利用することができます。
不動産売却の相場を調べる5つの方法

初心者が不動産売却の相場を調べる3つの方法

詳しくなくても最低限、売る側も知識を得ることが必要です。

そのためにできることを試してみましょう。

方法① 不動産ポータルサイトを見る

一番簡単なのは、不動産サイトを確認する方法です。

チェックするポイント

  • 同じエリア
  • 同じ築年数
  • 同じ広さ
  • 同じ間取り

近い条件の物件を見ることで、相場が分かります。

例えば

「近くの家が3,000万円で売り出されている」

→ 自分の家も近い価格の可能性がある

という判断ができます。

ただし注意点があります。

売り出し価格=売れる価格ではない

という点です。

売り出し価格は少し高めに設定されることが多いです。


方法② 公的データを確認する

次に、公的な価格データを見る方法です。

代表的な上記のレインズや不動産情報ライブラリを見てみましょう。

  • 成約価格データ
  • 地価情報
  • 取引価格情報

これは実際に売れた価格を参考にできるため、信頼性が高いです。

ただし

  • 見方が難しい
  • 自宅と完全に同じ物件がない

というデメリットがあります。

初心者には少しハードルが高い方法です。


方法③ 不動産査定を利用する

2026年の最新情報として最も現実的なのは、不動産査定を利用する方法です。

査定では

  • 立地
  • 築年数
  • 周辺価格
  • 市場動向

をもとに価格を算出します。

つまり

自宅に合わせた相場が分かる

ということです。

相場を調べる際の注意点とデメリット

自分で調べる際には、以下の2点に注意してください。

物件の状態は反映されない

ネットのデータは、あくまで「面積」や「築年数」といった数字に基づいたものです。

日当たり、室内の傷み具合、周辺住民の雰囲気などは反映されません。

売り出し価格と成約価格は違う

ポータルサイトに出ている価格から、実際には値引き交渉などで5%〜10%ほど下がって成約(売買契約が成立すること)する場合が多いです。

サイトの価格をそのまま信じすぎないようにしましょう。

公的データは一般の売却者、とくに初心者には難しい

公的な不動産価格データは、初心者には少し扱いが難しいのが現実です。

理由は次の3つです。

例えば、不動産情報ライブラリでは成約価格を見ることができますが、

価格の内訳や物件の詳細が分からないため、相場を正確に判断するのが難しいとされています。

また、公開されているデータだけでは情報が不足しており、

数字を見ても相場を誤認する可能性があるとも指摘されています。

さらに、不動産会社が使っているレインズ(不動産取引データベース)は、

基本的に不動産会社のみが利用できる仕組みになっています。

つまり、

公的データだけで正確な相場を判断するのは難しく、
最終的には不動産会社の査定を参考にする必要があるのです。

不動産の相場は、公的データ・ポータルサイト・査定の3つを組み合わせて判断するのが基本です。
特に、査定は過去の成約データや市場動向をもとに算出されるため、より現実に近い価格を知ることができます。

査定額が会社によって違うことを知りたい方は下記 の記事も読んでみてください。

「査定だけ試してみたいけど…」という方、 の記事を読んでみてください。

この記事のまとめ

まとめ:納得のいく売却は「正しい相場観」から

不動産売却の第一歩は、自分で相場を知ることです。

まずはツールを使って「ざっくりとした目安」を掴みましょう。

あなたの家の大切な価値を、あなた自身が守るために。

まずは今日、気になるサイトをひとつ覗いてみることから始めてみませんか?

複数査定で本当の相場がわかる

具体的な価格を知りたくなったら、一括査定サイトを利用してプロの意見を取り入れるのが一番の近道です。

正確な数字により近付けるのは複数社の査定を比較することです。

相場を知るだけでも問題ありません。

ご自分の家の価格を確認してみましょう。

無料で査定を受けて、売るかどうかを考えるだけでも大きな一歩になります。

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